2024.09.06(Fri)
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2024.05.17(Fri)
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#45
この記事の要約
2024年3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間開業を記念し、NTTコミュニケーションズとNTTドコモ北陸支社は、金沢市と共に、金沢-東京間約1,000kmをオールフォトニクスネットワーク(APN)で結んだ遠隔音楽ライブの実証実験を行いました。
金沢側では金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21が、東京側ではヴァイオリニストの木嶋真優氏が参加。APNの超低遅延性により、遠隔地間でも違和感なく高品質な合奏が実現しました。実験では、両会場にカメラ、マイク、ディスプレイ、スピーカーを設置し、エンコーダとデコーダでデータ信号に変換。
金沢の演奏を東京に伝送し、木嶋氏の演奏と合わせて金沢に返すことで、まるでその場にいるかのような臨場感あるライブが可能になりました。
今回の実験成功により、APNやIOWNによって距離の制約が取り払われる可能性が示されました。
今後は音楽以外のエンタメ分野への応用や、拠点数の増加、海外との接続などにもチャレンジしていきます。
※この要約はChatGPTで作成しました。
金沢駅の兼六園口を出てすぐに見える「鼓門」。駅東口からこの荘厳なオブジェまでをつなげた広場「もてなしドーム」が、今回の実証実験における金沢側の会場です。
特設ステージには、地域の中学生・高校生で結成され、県内だけではなく東京やニューヨークなど国内外のジャズフェスティバルにも出演しているビッグバンド「金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21」(JAZZ-21)がスタンバイ。
東京側では、大手町のNTT Com本社29階のOPEN HUB Parkスタジオから、「第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクール」で優勝するなど輝かしい経歴を持つ世界的ヴァイオリニスト・木嶋真優氏が参加しました。
実証実験では、約1,000kmもの距離を隔てた両者をAPNで結び、JAZZ-21が演奏するジャズナンバーに合わせて、木嶋氏がソリストとして参加。グルーヴ を出すためには息のあった合奏が必要なスイングジャズを、遠隔で成功させるという非常に難易度の高いセッションに挑みます。
遠隔音楽ライブにおける遅延の発生は、演奏そのものを壊してしまう致命的な影響を与えます。イベント挨拶に登壇した金沢市長 村山卓氏からの「今日きていただいた皆様には歴史の証人として、この技術を語っていただきたい」という言葉の通り、金沢側の会場には前代未聞のライブを見届けようと100人以上の聴衆が期待とともに集まりました。
次に登壇したNTT ドコモ北陸支社支社長 出井京子氏は、低消費電力と無線給電技術によるメリットについて強調。「電力を10分の1ぐらいに下げられることも期待されています。生活を便利に豊かにして、地域を盛り上げていくべく技術を磨いていきたい」と語りました。
そして、NTT Com 北陸支社支社長 山本章博が登壇。演奏者がストレスを感じることなく遠隔ライブを行うことができる通信環境を支えたAPNについて、次のように解説しました。
「APNは電子ではなく、光ファイバーによるフォトニクス(光)ベースの技術を使うことで、圧倒的に『低消費電力』『高品質・大容量』、そして『低遅延』のデータ伝送を実現するネットワークのことです。低遅延については、エンドツーエンドで従来の200分の1にまで遅延を低減させることを目標値にしています」
金沢市とJR西日本、そしてドコモグループは2019年9月に「5G等の高度ICT技術を活用した地域資源の共創に関する連携協定」を締結。5G等の次世代技術を活用した地域の魅力づくりに取り組み、2021年度には、「金沢マラソン」を舞台とした5Gリモート応援施策、2022年度には「百万石まつり」を舞台とした5Gドローンショーおよび「百万石行列」のライブ配信などを実施してきました。そうした共創事業の一環として実ったのが、今回の実証実験なのです。
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