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2025.09.05(Fri)

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日本発の共創が世界を変える時代へ——産官学連携とスタートアップ主導で描く新たな共創の可能性

企業のレガシーを活かした共創から、次世代を担う「クロストレプレナー」を表彰する「Xtrepreneur AWARD」が3年目を迎えた。

今年は経済産業省の後援を得て、注目が高まるなか、スタートアップやアカデミアを巻き込んだ新たな共創モデルが数多く生まれている。開志専門職大学学長で今回から審査員に加わった各務茂夫と、NTTドコモビジネスが運営する事業共創プログラム「OPEN HUB for Smart World」代表の戸松正剛が、日本の共創がグローバルに羽ばたく可能性について語った。

※Forbes JAPAN BrandVoice 2025年8月25日掲載記事より転載

意外性ある組み合わせが新たな可能性を生む

戸松正剛(以下、戸松):各務先生には今年から審査員にご参加いただきましたが、Xtrepreneur AWARDをどのようにご覧になりましたか。

各務茂夫(以下、各務):私は内閣府の日本オープンイノベーション大賞の審査委員長を7回務めた経験がありますが、Xtrepreneur AWARDは「意外性」という審査基準が特に印象的でした。2社以上の、比較的ステークホルダーが少ないミニマルなプロジェクトであり、「日本発・グローバル」という視点が明確で、とんがったイノベーション創出を目指している点が素晴らしいですね。

戸松:まさにそこが、我々の狙いでもあります。今回特に印象に残ったプロジェクトはありましたか。

各務:印象的だったのは、集英社、スタートバーン、伝統工芸の担い手たち、セイコーエプソンによるアートプロジェクト。ブロックチェーン技術でアート作品の真正性を証明し、原作者への継続的な利益還元を可能にするシステムです。日本のコンテンツが国策的に重要視される中で、単なるエンターテインメント消費ではなく、文化的価値を技術で支える仕組みとして興味深いと感じました。

もうひとつ、NEWGREENと井関農業によるアイガモロボについても、「雑草が生えにくい環境を自律的に維持する」という根本的な発想の転換に感心しました。

開志専門職大学学長 各務茂夫

戸松:先生が挙げてくださっているプロジェクトはまさに、我々が求めている「意外性のある組み合わせ」の象徴ですね。特に集英社のプロジェクトは興味深くて、漫画・アニメコンテンツを世界に売っていくのは当然の流れですが、そこに「ひねり」が入っている。日本の工芸品をいかに掛け合わせ、真正性をテクノロジーで担保し、制作者が長期的に制作できるよう利益が回る仕組みをつくる。そこの切り取り方が心を動かします。

こうした事例を見ていると、アイガモロボのように、単純に技術やサービスを提供するだけでなく、皆さんそもそもの課題設定から見直しているところが興味深い。これこそが真のイノベーションの源泉だと思います。

スタートアップ主導で大企業のレガシーを活かす新モデル

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各務 茂夫(かがみ・しげお)氏

開志専門職大学学長、東京大学特命教授・名誉教授。東京大学産学協創推進本部教授イノベーション推進部長、大学院工学研究科教授等を経て現職。20年以上にわたり大学発スタートアップ・エコシステムの構築、アントレプレナーシップ教育を推進。内閣府「日本オープンイノベーション大賞」選考委員主査(初回~7回)。現在は新潟において大学を核とした地方創生に挑戦。

戸松 正剛(とまつ・せいごう)

NTTドコモビジネス 統合マーケティング部長、事業共創プログラム「OPEN HUB for Smart World」代表。NTTグループ各社にて、主にマーケティング/新規事業開発に従事。米国留学(MBA)を経て、NTTグループファンド出資のスタートアップの成長/Exit支援、Jリーグ他プロスポーツ業界とのアライアンスなどを手掛ける。2021年OPEN HUB for Smart Worldを設立、代表に就任。統合マーケティング部長(現職)として、ABM、デジタルマーケティング、インサイドセールス、カスタマーサクセス、セールスイネーブルメント、会員コミュニティーなど、B2Bマーケティング全般を統括。


Promoted by NTTドコモビジネス / text by Sei Igarashi / photographs by Shuji Goto / edited by Miki Chigira

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