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Smart World Now
2021.11.12(Fri)
Smart World Now:Smart Education
目次
2020年度から学習指導要領が大幅改訂
深い学びに必要な要素
実現のためにはICT活用が必須
学校でのICT活用は、コロナ禍で劇的に変化
また、地域間での格差も是正
学校のICT活用活性化の背景
2019年に政府から打ち出されたGIGAスクール構想が新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、前倒しになった
一方、授業にICTを活用して指導する教員の能力に大きな変化は見られない
世帯年収と子どもの学力は比例する場合も多く、誰もが同じ質の教育を受けられていない
また、首都圏と地方でも学習機会の差があり、全国の大学受験生とその保護者を中心に行った調査では83.6%が「首都圏と地方で格差を感じる」と回答
さらに、4年制大学以上に進学する割合は都市部とその他の地域で差が生まれる
いつでも、どこでも、誰でも学べる環境にするために
ICT端末の整備に加えオンライン授業の導入もポイント
オンライン授業実施率は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で増加
しかし、インド、香港、インドネシア、フィリピン、マレーシアなどでは70%超も
遠隔授業のメリット
また、習熟度に合わせたデジタル教材の提供も求められる
全人口に対する子どもの割合が減少する一方、多様化が顕著に
日本語指導を必要とする外国人児童生徒も増加
一方、約2万人の外国人の子どもが不就学の可能性があると考えられる
多様な教育が難しい背景に教員不足
公立学校教員採用選考試験の競争率(採用倍率)は減少の一途をたどる
教職離れの一因に長時間労働
求められるのが、データ収集とAI+ビッグデータの活用
また、将来的に社会活動や生涯学習への活用も検討されている
出典:文部科学省「教育データの利活用について」令和3年
“人生100年時代”によって生涯学習の重要性が高まっている
また、教員の学びも重視されるが、障壁も多い
大人の学びの場として期待されるオンライン講義
一方、継続の難しさもある
NTTコミュニケーションズ スマートエデュケーション推進室より
2019年、政府からGIGAスクール構想によって1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを整備し、充実した教育ICT環境を実現する5年間の計画が打ち出されましたが、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、その実現は想定より足早に進むことになりました。
NTTコミュニケーションズのSmart Education推進室では、GIGAスクール構想をサポートする小中学生の学習向けパソコンと、クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」、端末管理ツールをパッケージ化した「GIGAスクールパック」を2020年3月より提供開始。教育現場におけるDXに取り組んできました。まなびポケットはこれまでに600以上の自治体、6,000校以上の学校に導入され、ID数も220万を突破することができました。
今後は、まなびポケットの利用を通して得られた学習データを利活用し、児童生徒一人ひとりの意思と特性に合わせた学びの実現に注力。さらには、児童生徒が卒業したあとも本人の意思と特性に応じた社会活動を行うために、データを活用することも視野に入れています。
コロナ禍の影響で半ば強制的にパラダイムシフトを迎えた教育現場ですが、多様な子どもたち一人ひとりに寄り添った学びの機会の提供や、卒業後の将来の充実に向けて、蓄積されたデータを最大限活用できる道を模索していきたいと考えています。
NTTコミュニケーションズの教育の取り組みについてはこちらから。
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