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New Technologies
2023.09.27(Wed)
目次
―「docomo business Forum」が今年も開催されます。改めてイベントの目的について教えていただけますか。
宮川龍太郎(以下、宮川):本イベントは、ドコモグループにおける法人ビジネスを集結した年間で最大のイベントです。
会場ではドコモビジネスの既存サービスにとどまらず、最先端のICT技術に触れていただくことができます。楽しみながらその価値を知っていただけるよう、そして我々とお客さまが共創する未来を描くヒントに満ちた場になるよう、今年も多くのコンテンツを用意しています。
―昨年は新生ドコモグループとなってからは初、さらにコロナ禍を挟んで久々のリアル会場も使った開催となりましたが、今年はどのような形式での開催になるのでしょうか。
宮川:2022年はリアル会場での展示を復活させ、オンライン会場も併用したハイブリッド開催となりました。お越しいただいたお客さまの満足度は非常に高く、大きな手応えを得られる結果となりました。
今年はザ・プリンス パークタワー東京にリアル会場を移し、より多くのお客さまにお越しいただける環境を用意しています。後ほど詳しくご説明しますが、OPEN HUB Virtual Park(以下、VIRTUAL PARK)との連携など、内容もさらに進化させます。
コンセプトは「ようこそ、DXのテーマパークへ。」です。展示や講演といった体験型の「アトラクション」をさらに充実させ、アテンドする営業担当者が「ナビゲーター」となって唯一無二の「DXのテーマパーク」をご案内します。
―今年はどういったテーマが掲げられるのでしょうか?
宮川:今年は、サステナブルな社会の実現を支える「ビジネスコラボレーション」「従業員エクスペリエンス」「企業プラットフォーム」の3つをメインテーマとし、それぞれのテーマについて理解を深めていただき、ビジネスのヒントを得ていただくような展示や講演を展開します。経済メディアのNewsPicks、Forbes JAPANとのコラボレーションで行う講演も予定しています。
お客さまの多様な立場や事業規模を想定し、一方通行の発信ではなく、お客さま皆さまご自身が興味、関心に合わせて楽しみ方を選ぶことができるようなイベントにしたいと考えています。
ー今年の特別講演は、どのような内容になるのでしょうか。
宮川:特別講演ですが、今年は3つのテーマを包括した特別講演「『超AI時代』を生き抜くために」と題して、言葉と知性、心と体、コミュニケーションを専門とする明治大学教授の齋藤孝氏とNTT Com 社長の丸岡亨によるクロストークが行われます。
その他、各特別講演はNewsPicksのタイアップのもとに行われ、その模様はVIRTUAL PARKで同時配信し、会期後にNewsPicksでアーカイブ配信も行われる予定です。その他の特別講演については後ほどご紹介します。
―先ほどおっしゃっていた3つのテーマの1つ「ビジネスコラボレーション」ついて詳しく教えていただけますか。
宮川:サステナブルな社会づくりを実現させるためには、「国や企業の垣根を越えた連携=共創」が不可欠になります。「ビジネスコラボレーション」というテーマでは、そうした背景のもと、イノベーティブな共創の起点となるようなテクノロジーやサービスを紹介します。
「コミュニケーションAIが実現するAI接客」と題した展示では、ドコモビジネスの生成AIを活用したサービスをご紹介する予定です。
また、NTTグループを挙げて推進しているIOWNが拓く未来の世界をご体感いただける3つの展示を用意しています。IOWNが秘める大きな可能性について知っていただく機会にしたいと考えています。
ドコモビジネスの新たなケイパビリティとして注力しているIoT/ドローンについても、空中ドローンと水中ドローンなどの実物やさまざまなIoTソリューションの紹介を予定しています。
「ビジネスコラボレーション」をテーマとした特別講演は2つあります。慶應義塾大学医学部教授でデータサイエンティストの宮田裕章氏とNTT Com 副社長の菅原英宗による「AIと人類の『共存共栄』」と題した対談と、NTT Com 常務執行役員でソリューション&マーケティング本部 本部長の芦川隆範がナビゲーターの馬場典子氏と登壇する「デジタルイノベーションが切り開く、地域社会の未来」と題した講演を用意しています。
―2つ目のテーマである「従業員エクスペリエンス」ではハイブリッドワーク体験型ブースなどもあると聞きます。こちらについても教えてください。
宮川:「従業員エクスペリエンス」では、企業がサステナブルな成長を続けていくために重要となる従業員の満足度や充実感といった内容を扱います。従業員のウェルビーイングに積極的に取り組みたいと考えている人事・総務系、経営層の方々に向けて、従業員満足度の向上につながるツールや、健康を維持するための仕組みづくり、モチベーションアップを促す研修などについてコンテンツをご用意します。
さきほど触れていただいたように「『ハイブリッドワークの実現』×『行きたくなるオフィス』を体験!」と題して会場内にオフィスと自宅に見立てた展示ブースを設置します。こちらではモバイルでのスマートなオフィス入退室、オフィス内ワークスペースの予約管理、快適なWeb会議環境、居場所にかかわらず社員間交流を促進するオンラインコミュニケーションなどをご紹介するとともに最新のデジタルツールを用いたハイブリッドワークを体験していただけます。
「従業員エクスペリエンス」テーマの特別講演では、株式会社ポーラ 代表取締役社長の及川美紀氏を迎え、NTT Com コミュニケーション&アプリケーションサービス部長を務める高橋聡子とヒューマンリソース部長の奥田智行と共に「人的資本経営『EX(社員体験)変革』とは」と題した鼎談を開催します。
―「企業プラットフォーム」では新ネットワークサービスやグリーンICTに関する展示もあると聞きます。どういった内容になるのでしょうか。
宮川:「企業プラットフォーム」では、情報システム部門などのお客さま向けに、サステナブルな経営を実現するためには不可欠な、時代や環境にフィットしたICT基盤に関するサービスやテクノロジーをご紹介します。
NTT Comでは新たなセキュリティ一体型のネットワークサービスの提供開始を予定しています。このサービスにより、お客さまのゼロトラスト型の安全なICT環境と多様な働き方の実現を支援していきます。ブースでは、新ネットワークサービスのご紹介と共に、ポータルでの柔軟な設定や簡便さご体験いただけるデモをご用意しています。
グリーンICTでは電力コストを削減し環境への影響も抑えるデータセンター関連技術や、カーボンクレジット(炭素排出権)取引用プラットフォームなどをご紹介します。
また「企業プラットフォーム」テーマの特別講演として、青山学院大学 地球社会共生学部 学部長 教授・ビジネスコンサルタントの松永 エリック・匡史氏とNTT Com 副社長の梶村啓吾による「『ICTマネジメント』最前線。今求められる企業プラットフォームとは」と題した特別講演も行われます。
―Forbes JAPANとのコラボレーションで行う講演はどのようなものなのでしょうか。
OPEN HUBではForbes JAPANと、レガシーを掛け合わせ、未来を実装する共創プロジェクトを表彰する「Xtrepreneur AWARD」を立ち上げました。「共創価値と社会実装」と題した特別講演では、グランプリを受賞したプロジェクト「変形型月面ロボットの研究開発」代表者のタカラトミー赤木 謙介氏をお呼びし、アワード審査員を務めたJAXA船木一幸氏、OPEN HUB代表 戸松正剛と共に、社会課題への取り組みや共創の価値についての対話を通じて、未来の展望を探っていきます。
―楽しみなプログラムが並びますね。先ほどおっしゃっていたVIRTUAL PARKとの連携についても詳しく教えていただけますでしょうか。
宮川:ザ・プリンス パークタワー東京の会場にVIRTUAL PARKブースを設け、メタバースやロボティクス、デジタルヒューマンなどの先進技術をバーチャル空間上で体験していただくものになります。
例えば、会場から大手町プレイスにあるOPEN HUB Parkのロボットを遠隔操作することで、リアルとバーチャルがシームレスにつながる世界を体感していただきたいと考えています。
VIRTUAL PARKは、Webブラウザーからも利用いただけますのでリアル会場にご来場いただけないお客さまでも体験可能です。お手持ちのパソコンで体験していただくことでデジタルツイン空間での共創ビジネスのイメージを膨らませてもらえればと思います。
―イベントのあり方そのものが、次世代のビジネス像を体現するかたちになっているのですね。開催が楽しみです。
宮川:そうですね。DXにまつわる最新のテクノロジーやソリューションと出会うことができる場であるというだけでなく、リアルとバーチャルの融合を表現する展示を体験していただくことで、ビジネスにまつわるさまざまなヒントが得られるはずです。刺激に溢れる「DXのテーマパーク」にぜひお越しいただければと思います。
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