01
Smart World Now
2022.02.25(Fri)
Smart World Now:Smart Mobility
目次
クルマが通信機能を備え、インターネットを通じて外部と情報をやりとりしながら走る「コネクティッドカー」が昨今急速に普及している
スマートフォンアプリなども組み合わせた、様々なコネクティッドサービスが生まれており、ドライバーにとってのクルマの利便性がますます高まっている
クルマに搭載される通信回線も進化しており、取り扱うことができるデータ量が飛躍的に増加している
コネクティッドカーが生み出す大容量データの制御、処理が新たな課題に
自動車の安全技術の進化により、日本の交通事故発生件数・交通事故による死亡者は減少傾向にある
今後自動運転技術が進化し、クルマの安心安全が更に高まることが期待される
自動運転技術はセンサー・カメラ・地図など、様々なデータによって支えられており、クルマの安心安全に対する、データの重要性が日に日に高まっている
昨今のサイバー攻撃に占める、IoT機器を狙った攻撃の割合が増加しており、
コネクティッドカーに対しても、十分なサイバーセキュリティ対策を講じる必要がある
国土交通省は、道路運送車両法に関連する法令の一部を改正し、2022年7月以降に発売する新車から順次、サイバーセキュリティ対策を義務付け、自動車業界全体での対応を求めている
近年、移動手段や人々の移動ニーズが多様化する中で、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括で行うMaaSサービスが登場している
MaaS国内市場は急成長を遂げると予測される
さらに、便利さを追求するだけではなく、新たな発見や楽しい体験を創出することにより人の移動を促すMaaSの検討も進められている
移動先での新たな発見や体験の共有により、価値観や興味が近い他の人々の行動変容につながる循環を生み出すことで、交通利用者の増加や街の活性化につながると考えられている
温室効果ガスの削減が世界的な課題となっている
日本においても、温室効果ガス削減の中長期目標を大きく引き上げており、
脱炭素社会への移行を目指している
自動車では、環境負荷が高いガソリン車が各国で廃止される一方、電動車が急速に普及する見通しで、EV・PHV・HVなど電動化技術の選択肢も広がっている
CO2削減は、クルマの走行時における排出量だけでなく、素材や燃料源の採掘や車両製造時から廃棄に至るまで、ライフサイクル全体で削減する必要がある
製品ライフサイクルやサプライチェーン全体におけるCO2排出量の可視化・共有に、「データ」の利活用が求められており、自動車×IT業界の連携が期待されている
NTTコミュニケーションズ スマートモビリティ推進室より
生活様式の変化や環境問題の意識への高まりなどにより、モビリティを取り巻く環境は大きく変化しています。
スマートモビリティ推進室では、コネクティッドカーを対象にしたネットワーク機能やセキュリティソリューションの開発を進めています。これらは、自動車交通における安心安全の強化や、省エネルギー化など、人や環境に寄り添ったモビリティのあり方を支えるものです。MaaS領域では、人の行動変容を促す新たな体験の創出により、スマートシティをはじめとした街づくりへの貢献も推進しています。
また世界でガソリン車廃止の動きが進む中、現在のこれらの取り組みに加え、カーボンニュートラル化への貢献などにより、大きな社会的課題の解決が進んだ未来をつくることを目標としています。
NTTコミュニケーションズのスマートモビリティ の取り組みについてはこちらから
OPEN HUB
ISSUE
Smart World Now
スマートワールドの
現在地